MIIDELご利用者さまの声
直感的な操作性で迷うことなくMIIDELを採択。
図面も帳票も、突然の改訂作業も断然ラクに!
武蔵精密工業株式会社
PT-GB事業部さまの事例
お話を伺った方
武蔵精密工業株式会社 PT-GB事業部 GB生技2グループ
 グループマネージャー 衛藤 明頼 さま
 齊藤 崇 さま
 藤田 岳 さま
同 GB生技1グループ
 長山 侑生 さま
写真左から:藤田さま、長山さま、齊藤さま、衛藤さま
武蔵精密工業株式会社は1938年に誕生したパワートレインと足回りの部品開発・製造に強みを持つ世界トップクラスの自動車・2輪車部品メーカーです。精密部品の製造過程でMIIDELをご活用の皆さまにお話を伺いました(以下敬称略)。
MIIDEL(以下M):武蔵精密工業さんでは、日頃どのようにMIIDELを活用されていますか? やはり製造図面の新旧チェックが多いのでしょうか。

図面のチェック作業の改善を検討し、webで調べてMIIDELに出会ったというお二人(齊藤さま、衛藤さま)
齊藤さま(以下敬称略):そうですね。お客様によっては紙での図面提供もあるので、電子データの図面だけでなく、手書きのコメントが入った図面をスキャンしたPDFデータなども比較しています。スキャンされたものは受け取った時点でゆがんでいたりしますが、お客さまからお預かりしたものは責任をもって確認しなければなりません。MIIDEL導入以前は、元の図面とそのコピーとをセットにして、コピーの方に赤ペン、青ペンでダブルチェックをしていました。今は、元の図面にMIIDELの比較結果を添付して承認に回します。結果だけを見れば確実な承認ができるのでラクですね。それから、図面だけでなく、図面に紐づく帳票の改訂チェックにも使っています。
M:帳票の改訂というのは、どれくらいの頻度であるものですか?
長山さま(以下敬称略):山、谷、があるんですよ。ない時はまったくないんですが、ある時は一気に何十セット。お客さまの方で規格や表記に変更があると、そのお客さま向けの部品が全部変わります。
齊藤:変更があると、会社の中でも関連する帳票があるので図面に紐づく帳票、その下の帳票、さらにもっと下の…と、何段階にもわたってすべてが連動しなければなりません。
M:作業の山場が来ると、他の仕事にも影響してしまいそうですね。そうした見直しは定期的にあるのですか? それとも予告なく?
齊藤:必要性があるタイミングで、予告なくチェック対応は発生しますね。そうした不定期の見直しに加えて、定期的な監査もあります。自動車業界はIATF*の規格に則って仕事のシステムが形作られているんですが、その中で帳票の表記を変更されるときは複数、多い時は何十部品にもまたがって帳票の変更箇所が出てきます。以前はたった一つの違いでもすべてにわたって、もう、一生懸命探していました。
長山:以前はミスを見つけると「サイアク…!」と思ったものですが、断然ラクになりました(笑)
M:MIIDELを導入された決め手は何だったのでしょう。
衛藤さま(以下敬称略):私が以前、部門内の困りごとを調査したことがあるんですが、そこで図面や帳票のチェックが全部手作業で大変だという課題が上がっていて、なんとかしようという話になりました。それで齊藤にも相談していろんなツールの情報を集めて、MIIDELを含め3製品に絞って、すべて試用で使わせてもらって決めました。自分たちが欲しい機能ややりたい操作を表にして、できる、できないを評価したんですが、結果は迷うことなくMIIDELでしたね。他の製品は、ボタンが多すぎてやりたいことが見つからなかったり、細かな設定がたくさん必要だったりで。その点MIIDELは使い勝手が圧倒的によかった。

グループの中でMIIDELを一番よく使っているというお二人
(藤田さま、長山さま)
齊藤:図面の一部を切り取って好きな場所に移動して、比較相手に自動で吸着する機能もよかったポイントです。図面は、寸法線などの付随する情報の変更にともなって、レイアウトが変わることがしょっちゅうあるんです。部品を追加記載するスペースを空けるために表組みの位置が変わったり、まったく同じ内容でも配置だけが変わることもある。そうした比較がしやすかったのも、強く推した理由の一つです。それと、使ってみて驚いたのはMIIDELの進化の早さですね。導入して一年になりますが、この間にも機能が増えてさらに使いやすくなっています。ここは導入評価の項目になかったのでうれしい誤算です。
M:いくつもの候補の中からMIIDELをお選びいただき、ありがとうございます。手作業の頃に比べて、業務の効率化に役立っているのですね。
長山:私たち二人(長山さま、藤田さま)が一番よく使ってるんですが、一人の作業時間は(切り取りなど補正の操作があっても)最低でも半分以下にはなっています。比較するのが電子データ同士ならもっと速いです。
藤田さま(以下敬称略):一度に比較する枚数が多いほどうまみがありますね。以前はさらにダブルチェックしてましたから、時間は倍々でかかっていました。
衛藤:従来作業の効率化だけでなく、たとえば見積りの改訂のために図面を見直すとか、ちょっとした確認にも使っていますよ。
長山:私も、チェックや承認とは関係ないんですが、自分の仕事のために類似部品の仕様差を把握するのに使ったりします。それと、誰かが編集したパワーポイントのどこが変わったかを見るのにもいいんですよ。電子データどうしで、用紙サイズも一定なのでめちゃくちゃわかりやすい。
M:すごいですね! みなさん、まさに日常的に使いこなされていますね。
藤田:使っている人のようすを見ただけで、マニュアルなども見ずに直感的にすぐに使えましたからね。満足度は高いです。
齊藤:バージョンが上がるごとにユーザーの要望に応えて進化しているのも、意見を取り入れてもらえるんだな、というのがわかってうれしいですね。バージョン8にも期待しています。
M:ありがとうございます! 精密さや厳密さが求められるプロフェッショナルのお仕事を、一部でもご支援できていると思うとワクワクしました。本日はありがとうございました。
*IATF= International Automotive Task Force の略で「国際自動車産業特別委員会」とも呼ばれる。当団体が運営する「IATF16949認証制度」は、ISO9001などと異なり自動車産業に特化した品質マネジメントシステムに関する国際規格。